活動報告

10 月 23 日「防災・災害復旧 ICT セミナー」の動画を配信中

新潟県中越地震の発生からちょうど 7 年がたった 10 月 23 日、新潟県十日町で「防災・災害復旧 ICT セミナー」が開催され、iSPP はタイアップ企画として、現地でフィールドワークや勉強会、そしてセミナーを実施しました。

23 日のセミナーでは、阪神・淡路大震災、新潟中越地震、そして今年の東日本大震災の被災状況や復興に向けた歩みを通して、3 つの大震災で何が起こっていたのか、震災を重ねても何が改善されていなかったのか、各震災の共通点や課題を振り返りました。

セミナーについて、Impress Innovation Lab でも紹介されました。
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阪神淡路・中越・東日本、3 つの震災から見えてきた ICT の課題
【防災・災害復旧 ICT 活用セミナー】報告

以下は、各セッションの動画となります。現地で参加できなかった方々も、貴重な講演の模様をぜひご覧ください。

防災・災害対策 ICT セミナー 兼 iSPP 全体会議

1. 「ISPP と情報行動調査」
会津 泉氏(多摩大学情報社会学研究所主任研究員・教授、iSPP 代表理事)

先日発刊された「東日本大震災 情報行動調査報告書」の調査結果、また調査に協力してくださった被災した方々について解説しています。


2. 「東北震災時の IT 活用状況」
酒井 紀之氏(株式会社ソフトウエア開発代表取締役社長、iSPP 理事)

東日本大震災で最も被害の大きかった岩手、宮城、福島の沿岸部を北から南まで、生々しい被害の模様、現地での問題点や課題について報告しています。


3.「中越大震災、中越沖大震災、長野県北部地震の現状」
井ノ口宗成氏(新潟大学助教授)

中越大震災、中越沖大震災、長野県北部地震という 3 つの震災を通して、防災への意識が高まった新潟県。災害時の ICT 活用例として、GIS による地図作成を紹介しています。


4.神戸震災時の状況とその後の復興等に於ける IT の役割
松崎太亮氏(神戸市産業振興局企業立地課 主幹、iSPP 理事)

阪神・淡路大震災と東日本大震災とを比較して、とくに情報発信の面で変わった点、変わっていない点を解説しています。


こちらはセミナーのエンディングを飾った、インドの方々の飛び入りコーラスです!

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今後も iSPP では、被災地支援、防災に関するセミナーを開催していきます。今後の予定をお知りになりたい方は、ぜひ会員へお申し込み、あるいはオープンフォーラム(無料)へご登録ください。