活動報告】
5 月の東北訪問が終了しました | |
4 月 30 日から 5 月 5 日まで、iSPP 有志メンバーによる東北訪問を実施しました。
3 つのチームに分かれ、宮城、岩手、福島の 3 県を訪問、震災から 1 ヶ月半以上がたっても、まだ深刻な被害や混乱の残る地域をめぐり、自治体や避難所、商工会議所、農家、企業、ボランティアセンター、図書館など様々な場所を訪問して、実際に現地の方々のお話を伺うこともできました。
以下はその概要となります。
■ A チーム(4 月 30 日~ 5 月 2 日)
東北の IT 関係者との連携を深めるために、4 月 30 日に仙台で「情報支援連携会議 in 仙台」を開催。その後、仙台市、名取市、岩沼市を訪問しました。
「情報支援連携会議 in 仙台」では、地元の IT 関係の方、東京、新潟など、計 35 名で活発な情報交換をすることができ、その後は分かれて、名取市長や商工会議所、大学図書館、避難所などからも詳細に被災状況を伺いました。
A チームに参加した、お疲れぷろぐらまさんのブログはこちら
■ B チーム(5 月 3 日~ 5 月 5 日)
津波により壊滅的な被害を受けた気仙沼、釜石、南三陸、陸前高田を訪問。災害対策本部や避難所での職員の業務や通信状況について伺いました。
三陸沿岸部の後方支援の中心地となっている遠野市では災害対策本部や社会福祉協議会を訪れ、遠野市長には後方支援拠点としての市の役割についても取材。
最終日には仙台でワークショップを行い、訪問時の情報共有と今後の課題を整理し、今後の活動に備えました。
■ C チーム(5 月 3 日~ 5 月 5 日)
原発による風評被害について調査するため、4 名が福島入り。いわき市、郡山市、会津若松市をまわりました。
いわき市では料理店、水産加工会社やコミュニティ放送、郡山市では農家、会津若松市では自然村を訪れ、農業や観光、物流の面でどのような被害が生じているのか取材し、政府の出荷制限や風評による被害の深刻さを調査してきました。
風評被害による観光へのダメージも大きく、農業や漁業について ICT を活用して食の安全性を保証する方法があるのか、今後の課題が次々と浮き彫りになっていきました。
各地の詳細なレポートについては、訪問したメンバーより、iSPP の会合やメーリングリスト、Web 上で随時報告させていただきます。
5 月 13 日(金)に渋谷で行う全体会合では、被災地訪問の緊急報告を行います。ぜひご参加ください。
>> 全体会合の詳細、申込方法についてはこちら